そうね、いま想うことはね… ”ブログ”かな

まず、はじめに
私は自分で文章を書くのがヘタだってわかっているから、ひとつのブログを書くのに、何日もかけて、何回も見なおして、書きなおして、そしてドキドキしながら”後悔する”ボタン、じゃなくて”公開する”ボタンを押すようにしている。ある日、ブログを見なおそうと思ったら、お知らせ(吹き出しマーク)に、いつの間にか赤丸がついているのに気付いたので、事務局からのお叱りかと思って、「なにか悪いこと書いたかしら?」と考えつつ、すこし迷ったけど意を決して恐る恐るクリックしたら、☆をつけていただいたお知らせだった。ほっとしたのと同時に、ちょっとニヤついちゃった。
もともと、こんなものを読んでくれる人なんていないよね~って思っていたから。読んでいただいた上に、☆までいただいてすごく嬉しかったの。あと、少しずつだけど、このブログの操作も覚えてきて、アクセスしていただいてる方がいることもわかってきた。だから、お礼も兼ねて今回最初に書いちゃった。読んでいただいている数名の方へ、どうもありがとうございます。

 

なんで書きはじめたの
そんな文章を書くのがヘタだってわかっている人間が、なぜ恐れ多くも世間様に対してブログを書きはじめたのか?それは、気持ちを変えたかったから。1年とすこし前に、私は人生で最大の喪失感を味わった。それからというものは、生きている意味が見出せなくなった。時間が解決してくれればよかったんだけど、その歩みは遅々としてなかなか解決してくれない。平日昼間はお仕事で気を紛らわすことができるけど、夜とかお休みの日とか、ボーとしているといつの間にか、暗いことばかり考えはじめてしまう。そこで、自分の身のまわりのことをブログに書くことで、すこしは自分の気持ちが変わるきっかけになるんじゃないかと思ったの。だから、多くの方に読んでいただこう!と思っているわけでなく、どちらかというと、自分のために書いている感が強いわね。
それに下手の横好きで、書くことが大好きだから。あれこれ考えながら書いている、あの時間が好き。気がつくとすぐ1~2時間ぐらい経っているのよね。そしてほとんど読まれない記事だとわかっていても、公開する時のあの高揚感は、ちょっとクセになってしまう。もともと最初は自己満足の世界で書きはじめた記事だけど、少人数でも、だれかに読んでいただいたら、やっぱり、なぜか嬉しい

 

これからも続けていきたい
ブログをはじめてほぼ1ヶ月。最近、ちょっと感じたことがあるの。最初の投稿はスペイン語(いまもちゃんと勉強を続けているわよ)、そのつぎが健康食生活と称した隠れダイエット。ブログに書きはじめてしまうと、なんか続けなきゃいけない気持ちになってくるのよね。その記事がたとえ1人の目にしか触れなくても、その方のために続けなきゃ!て気持ちになってしまう。これってひょっとしてブログあるあるなのかしら?
あと、今後に私がしたいこと、というか復活させたいことは、読書。むかしはほぼ毎日寝る前に読書をすることが習慣だったし、楽しみでもあったの。ジャンルは小説。とにかく小説が大好きだったけど、喪失感を味わった日から読書がまったくできなくなってしまった。なぜそうなったのかは、自分でもわからないわ。最後に読んだ小説は、マルセー・ルドゥレダの「ダイヤモンド広場」。バルセロナを舞台にした、スペイン内戦の時代の、一人の女性の生き様がつづられている。主人公のクルメタを応援し、その夫のキメットに腹を立てながら、その世界に引きずり込まれていたのだけど、読み終わった翌日に、現実の世界から目を背けていた自分の愚かさに気付かされたのが原因かもしれない。あるいは読書という行為そのものに意味を見出せなくなったのかもしれない。ほんとうに自分でもよくわからない。でも、いつかは読書を再開して、その感想もブログに書いてみたい。そうなれたらいい。
とにかく、平日はお仕事があるから、週末やお休みの日に投稿をつづけていきたい。そして、私の気持ちが変わっていければそれでいいと思っている。いろいろはじめたことで、私の心の表面はすこし晴れてきた気もするけど、やっぱり心の底には闇が沈殿している、気がする。それでも、いつかは晴れると信じて続けていき
たい。

20210427005033
マルセー・ルドゥレダ 著、田澤 耕 訳、岩波書店