ダイエットはやらないからね!

私の好きなこと
もちろん、食べること、寝ること、だらだらすることね。私の生活の三原則。とくに食べることは大好き。小中学生の時の席替えは窓際をなんとしても死守していた。その理由は、お昼休み近くなると、給食室からのほのかな香りをかぐことができるから。天気のいい午前最後の授業中においしそうな香りが流れてくると、それだけで幸せな気分になれたの。大人になってからも、おいしいものは幸せな気分にしてくれる。そんな私がダイエットなんてするわけないじゃない!それって人生から幸せをうばうことなのよ!お肉やスイーツがあるから生きていられるのに、まったくなにを考えているの!?と、さけんでいた私も、最近はそうとばかりは言えなくなってきたのよね。

 

う~キツイよ~
なんか最近、ウエストがきつくなってきた。横をむいて鏡でうつしてみると、おなかが出てきている。これはマズイ。べつにモデル体型にならなくてもいいけど、今のお気に入りの服が着られなくなると不経済だし、あたらしく服を買う時の選択肢も減ってしまう。なんとかせねば!このままでは・・・だけど、ダイエットはしたくない、食べものを我慢なんてムリ、ぜぇぇたいムリ!このまま太って大きめのジャージを買って生活しようかな?でも、それでいいの?健康にも悪そうだし。こまったなぁ、どうしようかなぁ、いくら食べても太らないものって、どこかにないの?

 

魔法の食べものがあった?
いろいろ気にはしながら、でも相変わらずだらだら生活していたの。最近はコロナで在宅勤務という働き方もはじまって、よけいに動かなくなっちゃった*1。ある日、たまたま本屋さんに入ったら、ダイエットコーナーがあって、”糖質制限”って言葉が目に入ったの。言葉は知ってはいたんだけど、甘いもの大好き人間からしてみると、その言葉だけでやる気が失せてしまう。とうぜんそんなのスルーよね。でも、帰宅したあと、どうしてかわからないけど気になったからネットでちょっと調べてみた。やっぱりというか、とうぜんというか、糖質を含む炭水化物の摂取を制限する方法だった。糖質つまり甘いものを食べないようにするのはなんとなく理解できる。甘いものは太るって言うしね。だけど、なんで炭水化物まで制限しないといけないのよ!え?炭水化物は体内で糖分になって、人の活動エネルギーとして使われるんだ。そして使いきれなかった糖分が中性脂肪になって体に蓄えられるんだって。家庭科をもっと勉強しておけばよかった。じゃあ何を食べたらいけないの?ご飯、小麦粉類(パン、粉物など)、麺類(うどん、そば、パスタ、ラーメンなど)、野菜(イモ類、かぼちゃ、トウモロコシなど)、果物、お菓子(スナック菓子、和菓子、洋菓子など)、醸造酒(ビール、日本酒など)など・・・もういいわよ、これって世界の主食+おやつじゃない!最初から思っていたとおりムリよ。これでは人生の楽しみの8割を失ってしまう!って思っていたら、食べていいものもあった。肉類、魚介類、卵、豆腐、野菜(葉物、ブロッコリー、カブなど)、乳製品(チーズ、バター)、蒸留酒(焼酎、ウイスキーなど)とか。大好きなおーにーくはいいんだ!!これはすごいかも。

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elkimmelitoによるPixabayからの画像

 

なーんにも知らなかったんだ
太古のむかし、人類の食糧事情が良くなかったころ、糖質は貴重な栄養だったらしいの。人は低糖状態になると生きられないから、インシュリンというホルモンを分泌して糖質を体内にいっぱい取りこんでエネルギー源としてで使った。そして余ったら、次にいつ摂取できるかわからないから脂肪として保存するようになったんだって。現代は飽食の時代になって糖質を取りすぎる。便利な乗り物で移動もできるし、狩りに行かなくても食べものは買い物で賄えるから、昔に比べて意識しないと運動量も減っている。結果として太っちゃうのよね。特に私みたいなだらだら人間は。すこし生活態度を見なおしたほうがいいような気がしてきたわ。ダイエットはいやだけど・・・。つづく??

*1:いうまでもなく、別の記事で書いているスペイン語のお勉強も通勤時間がなくなることで停滞気味になっている。思わぬ落とし穴ね。