スペイン語を始めるよ(その2)

ム、ムズカシイ!!
スペイン語の参考書を読んでみる。まずはアルファベットの発音から。へぇ~英語と発音が思っていたより違う。GとかHとかJ。あとは終りのほうのWとY*1。さらには変な文字が1つある。Ñ(eñe(エニェ))という文字*2。だけど外国語の中では比較的、英語に近くて、日本人にも馴染みやすいほうなのかな。次に進む。単語の発音は、、、エッ!?、、、難しくない?発音そのものよりも、発音とつづりの関係がずいぶんと独特。たとえば、日本語のガ行をスペイン語で書くと、ga・gui・gu・gue・goだって。じゃあ、giとgeはどこにいったの?と思うでしょ?これが、ハ行に移動していて、ja・gi(ji)・ju・ge(je)・joとなるらしい。”ヒ”と”へ”は同じ発音でもつづりが2つあるということ。しかもこれがカ行でも同じで、ca・qui・cu・que・coとなって、サ行が、za・ci(zi)・zu・ce(ze)・zo(スペイン語は濁る音がないからザ行にはならない)。なんか5~6ページしか読んでないのに、頭が痛くなってきた。とどめは、gui=ギ、gue=ゲと読むなら、グィやグェはどう書くのっ!と思ったら、güi・güe(グァ行 gua・güi・güe・guo)というのがあった。でもさっきアルファベットで「Ü」とかなかったじゃん*3!チ~ン・・・、思考停止しました。

 

さらに、さらに
そのあとも大変。弱った脳にこれでもか!っと攻撃される。名詞に単数・複数だけでなく、それぞれに男性・女性があるの。でも、これはなんとなく知っていたんだ。だけど、冠詞や形容詞にまで、単複、男女の別があるなんて知らなかった。さらに動詞。この活用のしかたは異常。現在形だけで6パターン、一応基本ルールはあるけど、でも例外的な活用もけっこうある。ひょっとしてと思って参考書の後ろのページを調べたら、点過去、線過去、未来、とどめは意味不明の過去未来、それぞれに6パターンの活用があって、さらにその先には、よくわからないけど接続法(そういえば、本屋さんに行ったときにこの言葉を見かけた)というのもあるらしい。スペイン語を話す人はみんなこれを覚えているのかな?だとしらすごいことだと思う。すでに私の脳は拒否反応を起こしていたけど、すこしいいこともあった。最初に調べたとおり確かに発音はしやすくて、初見の単語でもある程度は読めた。ある程度というのは、geとかceとか出てくると、”ゲ”か”へ”か、”ケ”か”セ”か、やっぱりこんがらがるときがあるのよね。

 

こうなったら付属のCDで音に慣れよう
しばらく参考書を何回も読んでいたけど、なんかシックリこない。どうしよー、このままだと本当にスペイン語がきらいになってしまう。覚えようとするんだけど、頭が受け付けない。受け付けないからイヤになる。もはや苦行。あぁ~も~や~めた!もともと記憶力はいいほうではないしー勉強もきらいだしー。だから本を読むことをやめた!読むことをやめて聴くことにしよう。ながら聴き。通勤時間(片道約1時間)の間、とにかく付属CDを流しっぱなしにしとこうっと!ながら聴きだから、聴きながらスマホでメール見たり、電車の窓からの景色を眺めながら、今夜の晩御飯のことを考えたりもする。でもとにかくスペイン語のCDを流すことはやめない。こんなので効き目があるかどうかはわからない。だけど、効き目がなくてもどうせBGMが音楽からスペイン語になっただけなので、そんなに負担は感じない。このままガンバって本を読んで勉強していてもストレスに感じるだけだし、途中でスペイン語をやめたりしたら、きっと「あぁ時間がもったいなかったなぁ」っと思ってしまうけど、これなら後悔が少なそう。でもよく考えたら、これってはじめから逃げ道を作っているようで、まじめな人から見ると怒られそうね。

 

ちょっとした変化が
とりあえずだけど、MPプレーヤーにコピーして聴いている。何回も聴いているとだんだんスペイン語のリズムや発音に慣れてきたような感じがする。フレーズの意味はまったくわからないけど、ところどころで発音だけが記憶に残る。しばらく続けてみた後で、ちょっと参考書をのぞき見してみる。気になったフレーズを読んでみると、なんと”あの”発音が頭によみがえってくる。あれ?ちょっと効果あったかも!毎日聴いていた”あの”発音は「何を言ってたんだろう?」と思い、訳を見て、「こんなこと言ってたんだ」とわかったことがちょっと楽しい。ここで私の買った「やさしいスペイン語文法」は、やっぱり私に合っていたと感じた*4。理由は次の2つ。ひとつ目は、各動詞の活用が載っている。同じパターンの活用であっても、ひとつひとつの動詞の活用が記載されている。例文も結構多い。音読練習を中心に考えられた参考書だと思う。習うより慣れろっていう感じ。さらにふたつ目は付属のCD。日本語訳はないけれど、動詞の活用含めてスペイン語表記部分のほとんどの単語やフレーズが収録されている(と思う。残念ながら最後まで聴いてないので予想。でも、私の聴いた前半分ぐらいまでは収録されていたよ)。だからストレスに耐えられず、聴くことから始めた私には合っているような気がするんだよね。

 

できればいつかは
モチベーション維持のため、しゃべれるようになったら、何をしたいか考えてみた。そうねーせっかくだからどっか行きたい!コロナな世の中だけど、できればスペイン、あとはメキシコ(スペイン語読みはメヒコだって)かな。今はオンラインでも手軽にお話ができるみたいだから、この本1冊やり終えたら、チャレンジしてみようかな。そう考えると今からちょっとドキドキ。でも、だいぶ先のことだけどね。じゃあ今回はここまで。Hasta luego.

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WalkersskによるPixabayからの画像

*1:ちょっと調べてみると、W(ve doble(ベ ドブレ))はV(ve(ベ))が2つという意味らしい。あとY(i griega(イ グリエーガ))はギリシャのiという意味だって。日本に漢字が輸入されたのと同じようにギリシャから輸入されたのかな?

*2:この「Ñ」をパソコンで入力するのだけで一苦労。最初に「キーボードレイアウトでスペイン語を追加」して、「言語バー」でJP→ESに切り替えて、「スペイン語キー配列」で確認しながら”SHIFTキー”+”+”を押してようやく表示されたよ。ふぅ~。もっと詳しく知りたい方はカギカッコ内の言葉で検索してみたらわかると思う、たぶんね。

*3:発音のための補助記号っていう感じ?アクセント記号(たとえば”á”)と同じような。

*4:私は別に出版社や著者とはまったく関係ないからね。みなさんに合う本は価値観と同じように、それぞれ違うはずなので、ご自身で確かめてね。あと、参考書の情報はひとつ前のブログ「スペイン語を始めるよ」に載せてるから、よかったら見てね。